佐々木美術店





〈 注) このBlog著者は佐々木美術店use店主・佐々木秀典です〉








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2010年12月3日金曜日





コップに柄や文字はパスだった
それが うるさくても うるさくなくても 無条件にパスだった
「東湯 Ⅵ」
これはレトロでも お笑いネタでもない
ん~ 裏でもない
外国人が日本の文化を楽しんだり
子消しを買う感覚でもない
勿論 茶の湯の茶道でもない
近いのは みうらじゅんとかが サブカル的に
面白い日本のモノを皮肉に楽しむのに近いのか
それは自分的につらい
僕は昔の日本人が 外国のデザイン 芸術を取り入れ
日本独自の感覚で 外国のフォントや それらの背景を学び
この「東湯 Ⅵ」が出来たと…

それはまるで 藤田や北園克衛のように

絵 俳句 詩など 日本も素晴らしいモノがあり
それがそれだけに留まらず
うまく海外の絵や彫刻や詩に絡み合い
より日本の良きモノが栄える
デルフトだって そうですよね
日本や中国の磁器に憧れ しかし オランダにはその材料の石がない
では陶器で なんとか磁器に見せる為に釉薬をかけ磁器に見せる

(ここからはまた余計な話で書かない方がいいのかもしれないが書いてしまう)
日本酒の一升瓶から このコップに並々と常温の日本酒を注がれ
こぼれないよう お行儀が悪いのですが コップに口を近づけ啜る
それから こぼれなくなった日本酒をクイッと飲む
あ~ ヤバい 中島らもの世界だ
しかし 言い訳でもないが中島らもは澁澤を尊敬していたと僕は思う

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