全く絵心ない僕は
ほとんど絵を描いたことがない
きっと 最後に描いたのは
某美容室の練習会
代官山アドレスが出来て間もない時だった(本当にかなり僕は絵を描いてないね)
オーナーが言ってた言葉を覚えている
「アドレスみたいな変なピカピカしたお城みたいなのができて もう代官山は終わりだな」
昔を惜しんでも仕方がないが
僕も同潤会アパートがあった頃の方が好きだった
(割れてる壁の中にタイルが貼ってあるのが好き)
さて
オーナーの息子さんが
セントマーチンを卒業して
帰国してきた
セントマーチンでの専攻はカメラだったが
つまらなく 彫刻科に変更したらしい
今はカメラマンだ
スタイリストでアンティークセレクトショップのあの方の
浮いてる皿とか撮ってる
夜の某美容室の練習会は
その帰国した彼の指導のもとで始まった
「何故 そこに被写体があるのか？」
そんな哲学から始まるデッサンは
鉛筆を左手に持ち
踊ったり ゴロゴロ寝転び動くモデルを
何十秒間で左手でデッサンする
うまい絵 うまくない絵は
そこには存在しない
描き終えたデッサンを見合って笑う
次に 鉛筆を口で咥えて
また 動くモデルをデッサンする
そんな一瞬で捉えたモデルを記憶し
イメージを追いデッサンする
もう 次にモデルを見ても同じ形はしてない
モデルは常に動いていから
常に動いている…
・おまけ・
17:30頃の大きい太陽だ！
永遠だ！
ビルに溶ける大きな太陽だ！
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