佐々木美術店





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2011年2月5日土曜日

ちょっと 美容師も復活しようかな


美容師名簿登録・第180904

「ユゼ石鹸についてお聞きしたいのですが あのユ」
ノンストップで喋られそうな方だったので お話の途中で割り込んでしまいました
「もしもし あのうちはユゼ石鹸の会社とはちが」
あちらも割り込んできた
「それでですね そち」
また今度は僕が割り込む
「すみません うちはユゼ石鹸とは関係ないお店でして」
やっとわかっていただけました

古いモノや廃材 そしてそれらが
自動でも手動でも静かに軽やかに
逆に 歯車的に重みをもたらし可動する
或いは静かに可動しなくても良い
静かに佇んでいれば
そこに素敵な詩があれば…
そう 意味も何も
ポエジイが今 欲しいのではないのでしょうか
機能も含め
イヤ 含めなくとも
その形(デザイン)と 詩(的)を手に入れたいのではないのでしょうか
そこ(詩)には勿論 哲学があり
健やかなモノも 不健康なモノもあり
必ずしも不健康は悪ではない と 僕は思います
そして 逆に悪は必要ですらあると思います
いきなり 書いてるうちにこんな話しになってしまいました
ある意味 自動記述的な部分は僕のブログにはあると思います
躁状態の時に我を忘れ喋り続ける方のように
次から次へ言葉が出てきてしまう時があります
勿論アルコールで酔っていない時にです
単細胞なので 一つの事でいっぱいいっぱいになり
それについてのモノ事しか思考しないのでしょう

こんな僕でよければ美容師させていただきます
しかし 僕からお客さんを選ぶのは失礼ですが
僕が大丈夫そうなお客さん
そして お客さんも僕で大丈夫 と
お互いカウンセリングをバッチリした後の事になりますが よろしくお願いします

押し付けでは決してないですが
寝癖のようなグチャグチャとした髪形が好きでした
今はそうでないですが…

場所は梅ヶ丘駅か東松原駅羽根木公園の近くです
プライベートサロンなので外からは見えません
DORE(ドレ)と云うサロンで
僕が表参道での美容師時代の後輩が営む美容室です
出来たばかりで今 ホームページ作成中です


僕が美容業界で尊敬する方の詩


例えば、お客様の意見を聞いたり
時代をわしづかみにしたファッションの流れを横目にみながらも
何のことはない、ヘアカットとは
自分自身を表現する手段だと思うのです。
ならば僕たちが本当にやらなければいけなかった美容の基礎とは
カットする前に、表現力のために何を心掛け、
どう身に付けるかということではないでしょうか。
例えば……
三島由紀夫や谷崎潤一郎やJ・バタイユの切れるようなエロチシズムを
まるでハーブティーのように味わえたり
マン・レイやセシル・ビートンの写真集から
ミントチョコほどのさわやかなひらめきを感じとったり
いくつもの旅の刺激を
ポケットの中にころがるガラス玉くらいに面白がれたり
……と、
そんな感性の広がりを体内に仕込んでおくことではないでしょうか。
毎日の掃除や食事に対する心配りのように
感受性や表現力を常に鍛えておきたい。
美容の基礎とは、そうした日々の心掛けにあるのではないでしょうか。
だからこそ今、僕たちは
絶対に、慎重に、謙虚に、美容をとらえ直したいと思うのです。
まず手始めに、ちょっといい本を読むことから。

1997年/茂木正行

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