佐々木美術店





〈 注) このBlog著者は佐々木美術店use店主・佐々木秀典です〉








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2015年2月26日木曜日

或るいつもの交差点で
自転車にまかがり 信号が変わるのをただ 憂鬱な気持ちで待っていました

その日は 晴れの日の青空に比べると
好き嫌いではなく 
汚れた空色でした
どんよりと曇った そんな時間でした

右から左方向へ路面電車が滑って行きました
すると のっぺりとした僕の視界の少し右側で
しっかり見えたんです

路面電車のアンテナと路面電車の電線との間で
火花が散ったのを見たんです

不思議なことではないでしょう
電気が通っているわけですから

でも とてもキレイだった

だから 右側へ滑り行く路面電車をずっと目で追いかけていました

しかし
あの刹那な時だけで それ以来一度も火花は散りませんでした

あの時の僕は
「あの火花は 良いことだった」
とは 全く思わなかった

むしろ 何か良くない事が起きる報せ?
訃報か?
と 感じていたことを覚えている

「キレイな火花だ」とは感じられたのに


佐々木秀典



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