佐々木美術店





〈 注) このBlog著者は佐々木美術店use店主・佐々木秀典です〉








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2014年2月15日土曜日







何度も僕の心に素晴らしい事件を起こしてくれた
興味深く 独自で実験的アバンギャルドで
ステキな世界観の表現をする人々のコピー

そんな方々に「憧れ」を抱き
キラキラと眩しい出会いからなるコピー願望
かれこれ20年くらい前から僕のコピーは始まった

知らなかった世界観や哲学
自分は少しでもここまでは近づきたい
自分と少しは近い部分があるな
自分が感覚的に好きだったモノを形にしてる方などを

自分をいつも何かと比べ
いつの間にか 
出来るはずのない完成コピーを目指すようになる
人が人のコピーなど 出来るはずがないのに…

それにより 自分自身を失うことにも気がつかなくなっていた

完成コピーをするには
「こうでなくてはならない」
「こうするべきだ」

と 自分の感覚と精神を無理に削り
その為に
甘えた偽りのストイックを振りかざすことになる

完成コピーをしたい憧れの存在が
増えれば増えるほど
自分自身が削られていく

いいえ 自分に無理があるからこそ
逆に削らなければいけないんです

「枠の外へ」なんて語ってた僕は
実は他人の感覚の枠の中に入ってグルグルしてたのだ



おこがましくも 
自分の個性 長所短所 自分らしさ 独自性
などがあるのならば

もう コピーは一度辞めて
もしくはずっと辞めて

それこそ 

若かりし頃の少年のように


自然で自由な感覚のままに


裸の精神の赴くままに





何処かで 
「つまらない人間になったな」
「逃げるのか」
「追い求めることをやめたのか」
「牙のない虎は豚と同じだ」

なーんて聞こえてくるかもしれないが
自意識ある幻聴だと思い 無いことにしよう


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