(鏡の裏面には 薄い紙がハラハラと付いていて 裏面の景色も良い)

高さ・約153cm 

横幅・約32cm

くもりはなく 少し金色にキラッと歪み輝く

今までの実験は

例えば 同じモノを連続させることについての実験から始まる

歪んだガラスや鏡は

簡単にあちらの世界に連れて行く

それではモノ足りない

だから 「モノ」だけでなく 「事」を連動させていく

ファンタジーな緩やかな高揚へと誘いだす道具に変えていく

ただ 素直にモノをとらえない歪んだ思考は

結果 素直なモノ事に負ける

いろいろなモノ事がうまれ

いろいろなモノ事を壊し

少し好きなモノ事が残っているだけで

後は経験に変わった

これからの実験は

頭の中にインプットされた図面は

良いも悪いも染み付いた経験は

自分にしか建てれない「モノ事」です

間違えても自分をおごっている訳では決してない

青焼きされたその丸まった図面を広げるのも 自分しか出来ない事だ

早く広げれば良い訳ではないだろう

無理のないバランスの環境でのタイミングが

そのそれをいかすのではないだろうか

自分が納得しないのは

自分を認められないのは

厳しくストイックな訳でなく

自分自身を知らない勘違いなんです