佐々木美術店
〈 注) このBlog著者は佐々木美術店use店主・佐々木秀典です〉
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2010年5月23日日曜日
Clarence Schmidt
例えば 前回金曜日のブログで 「ミラーハウス」や「malk-Ⅱ」などは アウトサイダーアートで クラレンス・シュミットって 変わり者と云うか まー アウトサイダーの方なんですが 元々は石工や左官なんかの仕事をしてて 33歳の時に《旅の終わり》と名付けた砕いたガラスに覆われた小屋を売り その後ニューヨーク州ウッドストックの森に自分の家や庭などをつくるようになるんですが その家がすごい カッコイイんです 丘の斜面のような所に七階建て35室の廃材でガラス張りの家をつくっちゃうんですが それが「ミラーハウス」と云う名前なんです 庭も廃材でめっちゃくちゃで アッサンブラージュがそこら辺にいっぱいあり しかし ミラーハウスは燃やされてしまうんです
でも クラレンス・シュミットはまた malk-Ⅱと云う家をつくります 元のミラーハウスの近くに 木の枝にアルミホイルを巻いたりしてつくるんですが それも 燃やされてしまうんです
その全てが良いとか悪いとかでなく 僕はクラレンス・シュミットがつくった「ミラーハウス」がただ好きなだけでね
ギリギリって云うか ほとんどは 「汚い!」 だけで 終わると思うんです 実際汚いですし
日本にも スクラップ工場とか ゴミ捨て場とか 倉庫とか 昔の家を壊してたりとか 逆に 街では まだ内装途中のお店とか そんな なんか足りない感 だったり 汚いんだけど カッコイイ かわいいって 云う感じが好きなんです
だから ~連続シリーズ~ があったり その ただ普通に汚いって見る眼だけでなく 現代美術の眼で 古いモノを探したり 建物や工場やなんでも見てるんです
勿論 キレイや美しいが僕も好きだけど ごちゃごちゃ汚いけど 何だかかわいい…
とかそんな感覚なモノを追求しているのです
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