きっとね 藤田が描く少女は 媚びることなく 自立的な女性になるでしょう だって 少女の顔を見ればわかる そんなステキな顔をしてるもんね
この詩のように
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<無邪気なもの>
或はほがらかに晴れた春の朝
若く美しい無邪気な
羊飼ひの娘は歌ひゆく
その歌は野の涯までも響きゆく
ソ、ラ、ラ!レ、ラ、ラ!
チルシスが一度の接吻を許したら
そこらの羊をニ三匹やらうと言つたとき
彼女は初め冗談のように見つめていた
それから前のやうにまた歌つて答えた
ソ、ラ、ラ!レ、ラ、ラ!
次のもう一人の男はリボンを上げようと
三番目の男は本当に心を捧げるとまで言つた
だが彼女は羊と同じく
心にもリボンにも頓着せず
前のやうにソ、ラ、ラ!レ、ラ、ラ!
~ゲーテ~
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