佐々木美術店





〈 注) このBlog著者は佐々木美術店use店主・佐々木秀典です〉








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2009年8月20日木曜日

うちのお店は古いオートロックの入り口で 三階まで階段です 302の扉を開けると この写真のように 急須とポットと湯呑みが並んでいます 左に行くと美容室の待合室けん 古道具 右に行くと美容室 しかし 扉を開ける前に耳を澄ませると 運がいい人は聞こえる事が出来る  隣の部屋の方のお琴の音色 廊下や階段で会うと この時期は浴衣姿で 素敵なおばさまがお琴を弾いてるのです
お琴と云うと僕は 谷崎の春琴抄を連想してしまいます 盲目の師匠のように 目が見えない分 研ぎ澄まされた感覚を求め 自分で目を針で潰してしまうお話
芥川の地獄変も好きです 自分の娘を焼いてまで 描かなくてはならない 屏風画家のお話
二話とも 究極なアーティストのお話です

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